来てみないと伝わらない良さがある!

府中病院で研修を始め早くも4カ月が経とうとしています。この間は一般外科で2カ月、整形外科で1カ月、7月からは救急で研修させていただいています。4月に比べると多少業務に慣れたところもありますが、臨床医としての知識も一医療者としての役割もまだまだ未熟なところが多く、指導医の先生方やコメディカルの方々に助けていただきながら一歩一歩日々を送っています。

この4カ月で実感したことは、府中病院では積極的に学ぶ姿勢を持ち、医療に真摯に向き合えば指導医の先生方でもコメディカルの方でもとても丁寧に教えてくださると言うことです。例えば、私の場合、院内での発表用のスライドを作る際に、学会準拠のスライド構成や、スライドを見やすくする工夫、画像の解釈の仕方等例を挙げ出せば枚挙に暇が無いほど多くのことを丁寧に教えていただきました。また日常の業務でも、薬一つにしてもまだまだ作用使用量、類似薬の種類などわからないものも多いですが、病棟の薬剤師さんに相談すると、正しい知識を教えていただけます。

今年度は新型コロナウイルス感染症の影響で様々な研修や実習が延期となって本来とは異なる研修生活を送っていますが、次第に開催されはじめており、今後すぐに日々の診療に活かせる新しい知識や手技を習得しようと充実した生活を送っています。来年度もどうなるかはわかりませんが、府中病院で研修すれば様々な学びの場があります。

最後になりますが、これから病院選びに入るみなさんは各々研修病院に求めるものは違うと思います。研修医の数、労働環境、日常業務の忙しさ、上級医との関係、私生活の充実等。ホームページや雑誌に載っている情報で想像はできても実際はどうなのか?載っていない事、実際の雰囲気などホームページ上でどれだけ書いていても伝わらない部分もあります。いざ研修が始まってみると想像していたのとは違う、となるのはあまりにも勿体無いと思いませんか?研修病院選びはその環境が自分の肌に合うかも重要な要素だと思います。なので、少しでも府中病院に興味を持っていただけたなら、一度見学や実習で、研修医の様子を客観的に見て話を聞いてみてはいかがでしょうか?きっと、充実した研修生活を送れると感じていただけると思います。では、一緒に働ける日が来ることを楽しみにお待ちしております。