当院では、基本方針でもある「より質の高い医療サービス」を提供するために、疫学研究・臨床研究を行っています。

疫学研究とは、人の病気の原因、病態の解明、および予防・治療方法の確立を目的とする研究のことです。臨床研究とは、医療における疾病の予防方法、診断方法および治療方法の改善、疾病原因および病態の理解ならびに患者さんの生活の質の向上を目的として実施される医学系研究のことです。

当院は、疫学研究・臨床研究に関する倫理指針に基づき個人の尊厳および人権を守るとともに、研究者等がより円滑に研究を行うことができるよう努めています。

臨床研究を実施する際は、通常、患者さんに対して文書もしくは口頭で説明を行い、同意を得た上で実施します。しかし、患者さんへの直接的な侵襲や介入がない場合で、診療情報のみを使用する研究において、個別に同意を得ることが難しいケースでは、国が定めた『人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針』に基づき、対象となる全員から個別に同意を得なくても、研究内容を公開し、患者さんに拒否する機会を提供することで研究を進めることが可能となっています。当院でオプトアウト^※を採用している臨床研究は、緑色のタイトルで表示されています。研究への協力を希望されない場合は、文書内に記載された研究担当者までご連絡ください。研究への参加を拒否された場合でも、診療に影響を与えることはなく、不利益を被ることもありません。

※オプトアウトとは研究者が研究の目的や内容、リスクを公開し、対象がその情報に基づき、研究参加を拒否する機会を提供する方法です。

現在、下記のような研究を行っております。