新着情報

医療福祉相談室のご紹介

あなたの心配や困りごとを聞かせてください

患者さんとそのご家族が安心して治療に専念できるよう、治療や療養の妨げになる生活上の不安、心配などの問題を共有し、解決への援助を行います。また、少しでも早く社会復帰できるよう、地域との架け橋となります。

患者さん・ご家族・地域の皆さんへ

医療福祉相談室は生活や人生のご決断のお手伝いをさせていただきます。
病院では生活や人生の「大切な何か」をご決断しなければならない場面が多くあります。例えば、治療のこと、介護のこと、仕事のこと、子育てのこと、お金のこと等々・・・。
医療福祉相談室では、相談者さまのお気持ちをお聴きし、そして相談者さまがご自分らしくあるための生活のありようを、一緒に考えさせていただきます。
今、お心がゆれる悩みごとやご不安はございませんか? ささいなこと、ばくぜんとした内容でも大丈夫です。お気軽に地域連携・在宅療養支援センターへお越しください。
こんな悩み、困りごと、ございませんか~病気やけがをすると気になる生活と人生のこと~
  • 退院後のこと、ご家族のこと、お仕事のこと…
  • 大切なお金のこと…
  • その他の大切な心配ごと…
退院後の生活はどんなイメージ?
  • 生活や人生の大切なことを自分で決める。そのために知っておきたいこと
  • 入院前も退院後も住み慣れた地域であなたらしく生活するために

1. こんな悩み、困りごと、ございませんか

~病気やけがをすると気にかかる、あなたの生活と人生のこと~

病気やけがをすると気にかかるのが、まず治療のことです。そして、その病状や状態によって様々に変わる生活の困りごとも起こってきます。こうした生活の心配は、あなたにとって治療と同じくらい大切なことかもしれません。今まさに悩んでいる、少し気になる、何かもやもやする…こんなお気持ちはございませんか?当院では地域連携・在宅療養支援センターにて生活のご相談を承っております。少し先の未来への、お心の準備にお役立てください。

退院後のこと、ご家族のこと、お仕事のこと…

※各項目をクリックしてください。

大事なお金のこと・・・

※各項目をクリックして下さい。

その他の大切な心配ごと・・・

※各項目をクリックして下さい。

相談をご希望の場合は、お近くの職員にお声をかけてくださるか、地域連携・在宅療養支援センターまでお越しください。相談無料、秘密は固く守ります。

2.退院後の生活はどんなイメージ?

生活や人生の大切なことを自分で決める。そのために知っておきたいこと
入院すると、その後はどうなるのでしょう。急性期病院の平均入院期間は10日~2週間弱です。この短い入院期間で、ご自宅へ問題なく退院できる場合はご心配は少ないですが、そうでない場合はご不安やご心配ごとが出てきます。
以下の図は、退院後、ご自宅等に帰られるまでのおおまかな流れです。

退院後の生活や人生を、ご自身で選択するポイント

● 住み慣れた地域で生活するための方法

「病気」や「障がい」とともに生活するためには、お住まいの地域でどのような医療・介護サービス・病院・施設等があるかを、事前に知っておくことが大切です。

● からだと共に大切にしたい「あなたらしさ」

情報を知ったうえで、あなたは、これからの生活や人生をどう描きたいと感じられますか。どんな生活のありようだったら自分らしいのか…ご一緒に考えさせていただきます。

※ご自宅での詳しい生活や、病院・施設の詳細は、こちらをクリックしてください。

  • ご自宅
  • 急性期病院
  • 回復期リハビリ病棟
  • 療養型病院
  • 介護老人保健施設
  • 特別養護老人ホーム
入院前も退院後も住み慣れた地域であなたらしく生活するために

「病気」や「障がい」を抱えてのご自宅での生活は、様々な人やもの、制度、サービスによって実現します。地域であなたらしく生活するための様々な社会資源は、以下のようなイメージです。

※それぞれの詳しい説明は、こちらをクリックしてください。

  • あなたらしさ
  • 医療・介護サービス
  • 行政・地域の中核
  • ご自宅のような施設
  • ご近所地域

ご相談方法

  1. 地域連携・在宅療養支援センターに直接お越しください。
  2. 主治医や外来スタッフ、病棟スタッフにお声かけください。

※お電話等で事前にご予約いただけますと、お待ちいただくことなく対応いたします。

【ご相談場所・時間】
南館1階 地域連携・在宅療養支援センター
月曜日~土曜日 9時00分~17時00分(祝日除く)

※患者さんやご家族の状況に応じて、病棟や別の場所でのご相談も可能です。

スタッフ紹介

全4名(社会福祉士4名)   2024年12月1日現在

発行団体名資格名取得人数
(国家資格)社会福祉士4
主任介護支援専門員1

採用ページはこちら

当部門の採用情報はこちらからご覧いただけます。

ご自宅での生活や病院、施設について

ご自宅での生活に関わる地域の人・もの・制度

介護保険について

府中病院は急性期病院です。
急性期医療とは、病気の発症から回復期や亜急性期まで移行するまでの期間における医療を指します。
急性期の状態とは、病気を発症し、急激に健康が失われ不健康となった状態をさし、医療においては、1~2週間以内の入院が急性期の目安とされています。
急性期医療は「病気の進行を止める」「病気の回復が見込める目処をつける」までの間、提供する医療です。そのため多くの救急治療を要する方や重症患者さんが来院されます。救急治療が落ち着けば、早期のご自宅退院、他院への転院、施設への入所となります。
回復期リハビリテーション病棟とは脳血管疾患または大腿骨頸部骨折などの患者さんに対して、ADL(=日常生活動作)能力の向上による寝たきりの防止と家庭復帰を目的としたリハビリテーションプログラムを、医師、看護婦、理学療法士、作業療法士などが共同して作成し、これに基づくリハビリテーションを集中的に行うための病棟です。
療養型病院とは、病状が慢性期になった方、治療よりも長期にわたる介護が必要な高齢者が、医師の管理下で看護、介護、リハビリテーションなどの必要な医療を受けることができる病院のことです。使用する保険は、医療保険ご利用の場合と介護保険ご利用の場合があり、各病院によって適用保険が異なります。
介護老人保健施設とは、病気や障がいの症状が安定し、病院での治療や入院の必要はないが、家庭で過ごすには少し不安な心身の状態の方、また、看護やリハビリテーション、介護、身の回りのお世話などを必要とされている方々に対し、家庭生活への復帰を支援する施設です。

特別養護老人ホームは、入所する要介護者に対し、施設サービス計画に基づいて、入浴、排せつ、食事などの介護をはじめ、その他の日常生活上の世話、機能訓練、健康管理、療養上の世話を行うことを目的として設置されています。特別養護老人ホームへの入居の条件は、65歳以上の日常的に介護が必要な人で、要介護認定を受けていることが前提となります。ただし、医療機関ではないので、入院が必要な病気やケガを抱えている人は入所できません。特別養護老人ホームは介護保険施設に指定されているため、施設での介護サービスには介護保険の適用を受けることができますが、給食費や居住費には保険の適用がなく、これらの費用は全額自己負担となっています。

ご自宅での生活に関わる地域の人・もの・制度

あなたらしい生活、人生とはどのようなものですか?どうあれば、あなたらしいでしょうか。あなたらしさを決めるのはあなたです。しかし病院にかかると、日常とは違う雰囲気の中でどこか緊張しながら、生活や人生の大きな決断をしなければならない場面が多々あります。いつもは決断できるのに、決断しづらさを感じる場所が病院です。ご決断に迷われる時は、AIF総合相談センターへいらしてください。大切なご決断を一緒に考えさせていただきます。

  • 地域包括支援センター

    地域住民の保健・福祉・医療の向上、虐待防止、介護予防マネジメントなどを総合的に行う機関である。地域の困りごとを相談できます。

  • いきいきネット相談支援センター

    誰もが安心して暮らせるやさしいまちづくりを目指して、地域の総合生活相談員(CSW:コミュニティーソーシャルワーカー)が福祉に関する相談(高齢者、障害者、児童、ひとり親家庭など)を受け付けています。保健医療福祉など様々な関係機関と連携し、一緒に問題解決に取り組んでいます。

  • 社会福祉協議会

    高齢者や障害者の在宅生活を支援するために、ホームヘルプサービスや配食サービスをはじめ、様々な福祉サービスを行っているほか、地域の特性を踏まえ創意工夫をこらした独自の事業に取り組んでいます。高齢者や障害者、子育て中の親子が気軽に集える「サロン活動」を行いつつ、ボランティア活動相談や活動先の紹介、小中高校における福祉教育の支援等、地域の福祉活動の拠点となっています。

ご近所や地域には、あなたらしさを支える様々な「つながり」があります。ご友人やご近所さん、なじみの喫茶店、いつもの公園、地域の行事、地域サロンなどがそれです。他にも、民生委員さんや自治会長さん、ボランティアさんなど、地域で暮らしていくには必要な方々がおられます。国は「地域包括ケア」を提唱しており、医療介護サービスのみならず、こうした地域のつながりや助け合いも非常に大切な社会資源だとしています。

有料老人ホーム・サービス付高齢者住宅・ケアハウス等
家賃や管理費がかかります。施設の種類によっては食費や介護費用のお支払いが必要です。
自宅を有しつつも施設入所される方もおられますが、施設を自宅として引越しされる方もおられます。施設の種類によって管理人や介護スタッフがおられる場合があり、自宅のような扱いでありながらも安心感があります。

退院後のこと、ご家族のこと、お仕事のこと…

退院後の復職について、病状や障害の必要に応じて、職場との調整等をお手伝いさせていただきます。発病前や受傷前のお身体等と今の状況が変化し、復職についてのご心配がございましたら、ご相談ください。

急性期病院の入院は、救急治療が落ち着くと早期に退院になります。そのため、時には入院前と同じ生活を送れるような状態でないまま退院ということもありえます。

退院後は、在宅医療や介護サービスを整えてのご自宅退院や、リハビリや療養目的での他院への転院、施設への入所等、多くの選択肢があります。あなたの「生きていきたい」イメージをお伺いし、そのために必要な具体的方法を一緒に考えさせていただきます。早期の退院でお悩みのことがございましたら、ぜひご相談ください。

基本的に、点滴やチューブを使用していてもご自宅への退院は可能です。
病状については主治医や在宅医と相談しながら進めることになりますが、往診や訪問看護等でご自宅で点滴等の対応をすることができます。医療行為があるとなかなかご自宅退院をイメージしづらいですが、実際に在宅医療や介護サービスを受けながら住み慣れたご自宅で生活されている方もいらっしゃいます。

患者さんご本人の「家に帰りたいなあ」、ご家族の「家で過ごさせてあげたいなあ」を一緒に考えさせていただきます。ぜひご相談ください。

大事なお金のこと…

医療費は加入されている医療保険やご年齢等によって、病院受付でお支払いいただく費用が変わります。医療費総額や実際にご負担いただく費用のことや、医療費のお支払いにご心配がお有りの方は、南館1階の総合受付・会計か地域連携・在宅療養支援センターへお声かけください。

傷病でお仕事をお休みされることになった場合、一定の条件を満たせば健康保険より傷病手当が支給される場合があります。

医療費のご不安は、生活の中でも大きな問題です。医療費は払えても生活費に支障が出てくる、ということもあります。安心して治療を受けていただくためにも、これからの生活のためにも、医療費や生活費をどうしていけばよいか一緒に考えさせていただきます。医療費等のご心配がお有りの方は、南館1階の総合受付・会計か地域連携・在宅療養支援センターへお声かけください。

医療保険料を払っていない場合は、医療費が全額自己負担になる可能性があります。

医療保険に入っていない場合は、全額自己負担です。病気や怪我をしている上に、多額の医療費の請求を受けることになります。安心して治療を受けていただくためにも、これからの生活のためにも、医療保険の加入やその他の制度を使うことは大切なことです。どのような方法があるのか一緒に考えさせていただきます。医療保険料を払っていない、医療保険に入っていないという方は、南館1階の地域連携・在宅療養支援センターへお声かけください。

その他の大切な心配ごと…

病気や怪我のこと、仕事のこと、手続きのこと、家のこと、お金のこと、これから先のこと…気がかりなことはたくさんお有りかと思います。安心して治療を受けるために、これからの生活のために、ぜひ、西館1階のAIF総合相談センターへお声かけください。

漠然としたご不安でも大丈夫です。何が悩ましいか、何が気がかりか、というところから一緒に考えさせてただきます。ぜひ、西館1階のAIF総合相談センターへお声かけください。

診療実績

学術業績