乳がんの「早期発見・早期治療」のために乳がん検診を受けましょう。

府中病院では、和泉市の「乳がん検診」を実施しています。和泉市民の方で受診をご希望される方は下記要項をご確認ください。

\同じ日に子宮頸がん検診も受けていただくことが可能です/
実施曜日
乳がん検診
子宮頸がん検診

(祝日除く)

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【電話予約】

地域医療連携室
月曜日~土曜日(祝日除く)9時00分~17時00分

0725-40-2135

当日の流れ

1. 受付
  • 西館1階の初診窓口(1番)にて受付をお願いします。※「クーポン交付者」の方はクーポン券をご提出ください。

2. 外科外来窓口(F)
  • 乳がん検診受診票、当院問診票、返信用封筒の宛名をご記入いただきます。

3. 外科診察室
  • 問診を行います。

4. 放射線室(南館地下1階)
  • マンモグラフィの撮影を行います。

5. 会計
  • 撮影終了後、会計窓口(3番)へファイルを提出ください。※会計は発生しませんので、そのままご帰宅いただきます。

「乳がん検診」を受診される方へ

厚生労働省の「がん予防重点健康教育およびがん検診実施のための指針」が改正(平成28年2月)され、乳がん検診の視触診は推奨しないとされました。このことから和泉市においても令和2年度から視触診を廃止し、乳がん検診は問診とマンモグラフィとなっています。

知っておいて欲しいこと

マンモグラフィでは、乳がんを見つけにくい乳房タイプの人がいます。

マンモグラフィ検査でわかること

早期乳がんのサインである、ごく小さな石のような石灰化を鮮明に写し出せるのが大きな特徴です。

乳腺の評価

乳房の構成は、乳腺実質と脂肪の量から、下記の写真画像のように、4種類に分類されます。

乳がんがみつかりにくい高濃度乳腺とは

乳腺組織の量、密度が多い乳房のことを高濃度乳腺(画像④)といいます。マンモグラフィ検査では、乳腺、腫瘍や石灰化は白く、脂肪部分は黒く写るため「乳腺濃度」の高い人ほど腫瘍を見つけにくくなります。

画像提供/NPO法人乳がん画像診断ネットワーク

高濃度乳腺と言われた場合はどうすればいい

マンモグラフィに写りにくいタイプであるため、毎月の自己触診が重要です。「自己触診法」を参考に実践しましょう。またマンモグラフィで異常なしの場合でも、しこりなどを感じた場合は速やかに医療機関を受診してください。

※ご心配の方は、超音波検査をお勧めしますが、超音波検査は、乳がんの死亡率減少効果が明らかにはなっていません。現在、国が推奨する検査法ではありませんが、乳腺が発達している方には有効な検査です。

「乳がん検診」の自己触診法 ~月1回は自己触診の日を~

<自己チェックのポイント>

①日を決めて、定期的に
  • 月経が終わって、1週間後ぐらいが適当
  • 閉経後の人は、毎日、日を決める
②視診は明るい部屋で
③触診のコツ
  • 親指以外の4本の指をそろえて、渦を描くように調べる
  • 指でつままない
  • 入浴時に行うと、石鹸で肌が滑りやすく調べやすい

①見てチェック!

1)鏡で映しながらチェックする

姿勢

明るいところで、鏡に向かって、胸を張って観察両腕を上げたポーズでも確認

確認ポイント
    1. 左右の乳房の形は同じか
    2. 乳房の向きは同じか
    3. 乳房に、くぼみやひきつれはないか
    4. 乳頭に湿疹やただれがないか
    5. 乳房だけでなく、周辺の広い範囲も確認

2)左右の乳頭をつまむ

確認ポイント

分泌物が出ていないか

②触ってチェック!

 姿勢

  • 仰向けに寝て、タオルなどを肩の下に入れて行う
  • 検査する乳房の側の腕を頭の下に置く
  • 腕を下ろした姿勢でも確認

 方法

  • 親指以外の4本の指の腹で、滑らせるように、脇の下から乳房へ向かって、渦巻きを描くように調べる
  • 調べ忘れがないよう、乳房全体をまんべんなく

 確認ポイント

  • 乳房・脇の下のリンパ節にしこりはないか