安心してください!安全な手術は私たちが守ります!
手術室では、多職種でチームワークを発揮し、患者さんに寄り添う時間を大切にすることで、安全に、安心して手術を受けていただくことを目標にしています。
手術を受けると決め、治療を受け回復していく過程においては、不安や心配、恐怖、期待など、様々な気持ちが患者さんやご家族のなかで変化し続けます。私たち手術室看護師は、みなさまが安心して手術を受けられるように、身体面だけでなく、術前訪問や入室時の声かけを通じて、手術を控えた患者さんの気持ちに寄り添う看護を実践しています。
術前訪問では、手術室での流れについて説明し、ぼんやりとしていたイメージを具体的なものにしながら、不明な点や疑問に感じることの確認をしています。医師になかなか聞きにくいことも、看護師が橋渡しとして働きかけますので、気になることがあれば、何でも私たちに遠慮なくおっしゃってください。また、手術を受ける前から手術室の看護師と関わっていただくことで、少しでも患者さんの身近な存在になりたいと思っています。当院ではお部屋まで手術室看護師がお迎えに伺い、そのまま一緒に手術室に入る取り組みも行っています。手術室は多くの方にとって非日常的な空間ですが、私たち看護師は手術中ずっと患者さんのそばにいます。手術前でも手術室に入ってからでも、気になること、困っていることはいつでも声をかけてください。
「手術」と聞くと、ドラマのワンシーンを思い浮かべることも多いかと思います。そこでの看護師は医師に器械を手渡しているのではないでしょうか?これは「器械出し」という役割を担っている看護師です。手術が安全に円滑に行われるように非常に大切な役割です。また、「外回り」看護師という役割もあり、医師や器械出し看護師と連携を取りながら、手術の安全を守る非常に大切な役割です。幅広い知識が必要となりますが、心身ともに余計な負担なく手術が終わるよう、常に患者さんのそばで支えています。
看護師も医師もみんなで成長する府中病院手術室
府中病院では、プリセプター制度を軸とした独自の教育プログラムにより、手術を安全にサポートできる看護師を育成しています。先輩看護師とともに、手術室で必要な技術や知識を身に付けていきます。また、先輩後輩の垣根も低く、担当プリセプター以外にも聞きやすい環境ですので、スタッフ全員で知識と技術を共有し日々切磋琢磨しています。また豊富な勉強会も当院の特長です。看護師はもちろん医師や薬剤師、臨床工学技士など、様々な多職種が積極的に学びの機会を作るよう働きかけ、より実践的で専門的な知識を身につけられます。手術室は患者さんの命に直結する緊張感のある職場でもありますので、このような日頃からの学びやコミュニケーションが安全な手術に結び付いていると思います。
手術は人生のなかでも非常に大きいイベントです。私たち手術室看護師は、皆さまが安全に、安心して手術を受けることができるよう、技術と知識と心を磨き続けていきます!