1か月健診でお母さんから多い質問
他のお母さんたちはどんな悩みを持っているのかな?
もちろんここに書いたことが全てではありませんので、1か月健診まで悩みや不安を抱えながら過ごすのではなく、心配なことがあればいつでも小児科外来を受診してください。
小児科医師 今田理恵
よくある質問
これも多い悩みです。赤ちゃんは体が小さいので、鼻涙管という涙の流れ道が狭いため、目やにが出やすい構造になっています。体が大きくなるとともに、遅くとも生後6か月くらいまでには治るのがほとんどです。当面は出たら拭き取る、を繰り返しましょう。
赤ちゃんは鼻の奥が狭いので、ブヒブヒしやすいです。必ずしも風邪を引いているわけではありません。ブヒブヒ言いながらも母乳やミルクがちゃんと飲めていれば心配ありません。成長とともに軽快します。
特に乳後に多いでしょうか。哺乳後などは分泌物が出て、このような音が出やすいです。これも必ずしも風邪を引いているわけではありません。また、喘息では?などと心配する必要もありません。哺乳が悪くなるようなゼーゼー、ヒューヒュー、ゴロゴロの時は病気も考えられますので受診してください。
結構大きなうなり声を出して、真っ赤な顔をしてキバっていたりしますよね。必ずしもウンチをキバっている場合だけではないように思います。心配いりませんよ。
この時期の赤ちゃんは、まだ一つの物体を二つの目で見る時期ではありません。一見より目のようになっていても大丈夫。時期が来れば治るのがほとんどです。
1か月健診までの赤ちゃんは、まだぼんやりとしか見えません。2、3か月くらいになると顔を近くに寄せれば、笑いかけてくれたりしますよ。
赤ちゃんは刺激に対して敏感ですし、ちょっとしたことで手足をビクビクわなわなさせたりします。これが正常な動きです。顔色が悪くなったり、眼が片方に寄ったりしながら、手足の大きなガクンガクンといったような動きを繰り返す場合は、痙攣も疑われますので受診してください。
赤ちゃんは特にお腹がいっぱいになったときに、しゃっくりが出やすいです。胃がパンパンになって、横隔膜を刺激するためです。驚かせて止めようとか(笑)、母乳やミルクをさらに飲ませて止めよう、なんてしなくてもいいですよ。自然に止まるのを待ちましょう。
こんなときは受診してください
- 熱がある
- ぐったりして、泣く元気もない
- 母乳・ミルクを飲まない
- おしっこの回数がいつもより少ない
- よく吐く
- よく分からないけど、お母さんから見ていつもと違う