「家庭医療専門医」後期研修プログラム

当院は一般財団法人日本プライマリ・ケア連合学会の研修施設です。

同学会の活動指針にのっとり家庭医療後期研修プログラム(名称:府中病院総合診療医後期研修プログラム)を平成26年4月より運用しています。3年間の研修修了後は同学会の専門医(家庭医療専門医)認定審査資格が付与されます。

参考資料
  • 日本プライマリ・ケア連合学会ページはこちら [※注 日本プライマリ・ケア連合学会のHPが開きます]
  • 日本内科学会ページはこちら [※注 日本内科学会のHPが開きます]
家庭医療専門医を取得しませんか?
  • 将来、開業を目指す医師
  • 将来、総合診療医として病院勤務を希望する医師

当院の特徴

  • 研修指導実績がある指導医が在籍!
  • 現在、家庭医療後期研修プログラム中の医師、プログラム修了医師が在籍!→こちら
  • 総合診療(初診外来)では色んな疾病診療を経験できます!
  • 様々な施設認定を受けています→こちら

プログラムの特徴

  • 小児科研修、在宅医療研修が組み込まれています
  • 短期間でしっかりしたプログラムで女性医師にも適したプログラム→こちら

家庭医療専門医プログラムと新制度の総合診療プログラムの違い

A1.一番目は認定者の違いです。「総合診療専門医」は2018年度から始まる専門医認定機構主導の専門医の呼称です(この分野の専門医の標榜については、現在も検討されています)。
「総合診療専門医」の制度設計とコンセプトは日本プライマリ・ケア連合学会による「家庭医療専門医」に準拠しています。
二番目は義務となる研修場所です。「総合診療専門医」プログラムでは、へき地医療(へき地は厚生労働省の定義による)が義務付けられています。期間は大都市圏では12ヵ月、その他でへき地以外の地域では6ヵ月が原則となっています。一方、今回、募集する「家庭医療専門医プログラム」ではへき地地域での研修はなく大阪府下のみでの研修です。 また、内科研修期間が「総合診療専門医」プログラムでは、12ヵ月ですが、「家庭医療専門医」プログラムでは6ヵ月です。
三番目は「総合診療専門医」プログラムを選べる条件です。「総合診療専門医」を始めとする専門医認定機構のプログラムは、2018年3月末に初期臨床研修を修了したものとされています。「家庭医療専門医」プログラムでは、2017年度までに初期臨床研修を修了したものを原則として対象としています。
A2.現在(平成29年度)、当院では2名の医師が「家庭医療専門医」を目指しています。新たな「後期研修医」の募集もしています。ぜひ病院見学に来て雰囲気を見てください。

A3.興味のある方はぜひ下記の連絡先にご連絡ください。

連絡先 TEL:0725-43-1234

メールでのお問い合わせはこちら

プログラム責任者

津村 圭
津村 圭総合診療センター長/医師研修センター顧問
日本内科学会認定内科医
日本循環器学会循環器専門医
日本プライマリ・ケア連合学会総合診療医指導医

プログラムの特徴

指導層の厚さ

研修の中心となる総合診療センター(総合診療科)の常勤医数は6名で、いずれの医師も懇切に指導をします。総合診療を担当する前のバックグラウンドは循環器内科、血液内科、感染症科、家庭医療、外科を専攻しており、多彩な分野で専門性もカバーしています。

経験省察研修録(ポートフォリオ)の指導

3年前より日本プライマリ・ケア連合学会の家庭医療専門医コースの専攻医を受け入れ、修了者1名、研修中専攻医2名がいます。家庭医療専門医コースではポートフォリオ(総合診療専門制度では、経験省察研修録に相当)の作成が難しいとされていましたが、その指導実績は豊富です。

内科指導層の厚さ

当院は、総合診療センター以外に、消化器内科血液疾患センター循環器内科糖尿病センター呼吸器内科リウマチ・膠原病科、感染症科の内科があり、研修が充実しています。

教育実績

毎年、初期臨床研修医を10名採用しています。マッチング率は毎年100%です。大阪市立大学附属病院採用とのたすきがけ研修の医師を含めると22 ~23名が初期研修を行っており、多くの若手の医師のお陰で臨床現場に活気があります。

救急研修

救急研修は、当院急病救急センターで行います。スタッフ数は3名で、大阪市立大学医学部附属病院救急救命センターからの応援医師とともに、診療ならびに初期臨床研修医の指導も行っています。対象疾患は二次救急患者が中心であり、軽症から重症までの多彩な救急診療が数多く経験できます。家庭医療プログラムにおける専攻医の指導実績があります。

小児科研修

小児科は、和泉市立総合医療センター、ベルランド総合病院または雲南市立病院のいずれかで研修を行います。和泉市立総合医療センター小児科は家庭医療プログラムにおける専攻医の指導実績があります。

プログラム修了医師の「声」

家庭医療後期研修プログラム修了医師にお聞きしました。
家庭医を目指したきっかけは何でしょうか?
開業医である父親と一緒に働きたいと思ったのが一番のきっかけです。

また、外科医として病院勤務しながら、診療所で週1回勤務していました。その時に、診療科関係なく外来や訪問看護で色んな疾病を経験してみて、専門を極めるのもいいけど、どんな疾病も診られる家庭医を目指すのもいいなと思いました。

家庭医療研修で印象に残ったことはどのようなことですか?

医師には疾患を治療する、予防するなど、医学的な問題を解決する能力が求められます。診療の場では単に医学的問題に対応すれば問題が解決するケースもありますが、そうでないケースが増えてきています。医療者は医学的問題だけでなく、患者の心理社会的背景を考慮した診療が必要となります。家庭医療研修ではそれらを意識しながら診療するため、患者を総合的に見るための視点・考え方が身につきます。研修を通じて、患者や患者家族の生活、介護との連携など患者の生活に関わることに目を向けることができるようになりました。生活習慣病の治療では薬を出すだけではなく、患者の生活を理解した上で治療を提案することで、治療の成果が変わることがあります。まだまだ勉強中ですが、そういった考え方を身につけた後の方が、より良い診療ができているのではないかと感じています。

梅田 卓郎
梅田 卓郎Takuro Umeda
総合診療センター/医長
研修内容を具体的に教えてください

児科研修は病院から徒歩10分の市民病院で行います。小児を学ぶには最適な場所です。一般外来や救急車の対応、夜間の当直で積極的に診療に関わることができます。私の研修中は、縫合など簡単な外科的処置が必要な患児の受け入れも行ってもらいました。自分の得意分野も発揮できてやりがいを感じました。緊急時の対応や重症度の見極めはある程度できるようになりました。

救急研修は当院の急病救急センターで研修を行います。年間4,500件以上の救急車の受け入れを行っています。外傷から内科疾患まで多岐に渡ります。外傷の対応もここで学べます。外科救急・内科救急ともに経験豊富な指導医が揃っています。

私のもとの専攻は消化器外科でしたが、いま専攻医には循環器内科、心臓血管外科出身の2名がいます。ある程度経験を積んだ医師ばかりですが、府中病院では、経験が少ない医師も学び活躍できる場があります。

ポートフォリオを作成してみてどうでしたか?

最初はポートフォリオの作り方が全くわからなかったので「面倒そうだな…。」と思ったのが本音でした。ですが、指導医の指導や外部の勉強会などのおかげで少しづつですが、わかるようになりました。これまでの研修でレポートといえば疾患の病態、診断、治療について記載するものでした。ポートフォリオは、疾病を通し、研修で体験したり学習したことを元に、自分の中に起こる反省や感想などを言語化して文章に残すというものです。
今までに経験したことがないレポートなので最初のうちはかなりとまどいました。ポートフォリオは20事例の作成が必要で、その中の一つに「思春期ケア」というテーマがあります。失恋して心を閉ざした若い女性の患者さんとコミュニケーションを取る時の心の動きを書きました。他には「教育」「組織運営マネジメント」などの難しい領域に取り組んでいるところです。 ポートフォリオを作成するのは難しいといわれますが、研修開始時からテーマを覚えるようにして早い時期から意識して取り組めばなんとかなると考えています。

専門医試験はどうでしたか?

専門医試験については情報が少なく、苦戦しました。他院の家庭医専攻医との勉強会で対策を行いました。ここ数年の傾向と対策は蓄えてありますので、今後試験を受けられる方は大丈夫と思います。他院の専攻医との交流の機会もあるので情報を得る機会は十分あります。

イクメンとして仕事と家庭の両立はどうですか?

家庭との両立は可能です。私には1歳と3歳の子どもがおり、妻も医師として働いています。府中病院では、同じような境遇の同僚がいますので、育児に関しても理解が得られます。病院から歩いて5分程度の距離には綺麗で広い附属の保育所があります。病児保育もあるので、子育て中の女性医師・男性医師もいい環境で働けると思います。

迷っている人へのアドバイスはありますか?

後輩や仲間内からも聞きますが、「総合診療は専門がないので将来困りそう…」「肩書がない…」「臓器別の専門性がない…」と総合診療を曖昧な捉え方をしている人が多いようです。また、「総合診療医は振り分けだけをやっている」と思っている人もまだいるようですが、他の診療科で診断のつかない疾患の診断・治療や肺炎、腎盂腎炎といったコモンディジーズの疾患の診療・治療を行っています。これらの技術は、総合病院であっても診療所であっても基本的診療能力として不可欠ですし、家庭医専門医・総合診療専門医の需要は多いと考えています。

府中病院家庭医療専門医コースは短期間で実力がつくプログラムになっています。今から10年後の自分の姿を想像してみてください。少しでも開業することを考えたのなら、このプログラムはお勧めです。在宅医療、緩和ケア、小児科、救急医療を実務的に役立つ研修ができるのはこの専門医資格だけであると思っています。

このプログラムは、教育する技術・態度の修得を求めています。府中病院は現在23名の初期臨床研修医が在籍しており、後輩たちと一緒に勉強・診療する機会が多いこともメリットです。一人で学習することは重要ですが、このコースに入って初期研修医に教えることで自分のよい刺激となります。中規模な病院なので、フットワークが軽く、診療部間の垣根が低いのも特徴です。また、自分の企画を実行に移すことも比較的容易です。小児科研修に出る前は、見逃し症例カンファレンス(M&M カンファレンス)を3回行い、それを学会に発表しました。

やる気があれば自由度のある働きやすい病院です。給与、厚生などの待遇でも手厚いサポート体制ができていると思います。研修施設の選択で迷っているなら、病院見学にぜひ来てください。

(指導医 津村センター長と梅田医師)

女性医師が働きやすい環境

子育て中の女性医師が安心して働くことができるように、病院全体として福利厚生などのサポート(保育所利用、病児保育、準常勤制度、当直免除等)はもちろん、総合診療センターとしても相互サポートいたします。

府中病院附属きらら保育所

出産・育児をしながら働く女性医師・看護師が安心して仕事を続けて頂けるよう、0歳から小学校3年生のお子さんを年齢別にお預かりし、24時間保育を行っております。

病児保育

いつもは保育園、幼稚園、小学校に通っているお子さんが、急な発熱などの病気により預かってもらえず、お母さん(女性医師)が外来診察、手術当番など、緊急性や交替が出来ない場合が多いため、「病児保育」機能が重要です。 このような場合、「病児保育室」で保育士がお預かりいたします。

「病児保育」利用者の声 ~産婦人科 医師~
現在二人の息子の子育てをしながら、府中病院で勤務しています。

子どもはいつ病気になるか予想がつかないものです。病気の子は保育園にはあずけられないので、子どもの体調管理にはとても気を遣います。気を遣っていてもやはり年に何回かは病気になってしまい…

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お問い合わせ先

大阪府和泉市肥子町1-10-17

社会医療法人 生長会 府中病院 医師研修センター事務局(担当:大西)

0725-43-1234

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