喫煙による口腔内の影響
図はタバコを吸わない方(非喫煙者)とタバコを吸う方(喫煙者)の口の中です。喫煙者の口の中は、歯茎が黒ずんでいて、血色が悪く、歯の色も悪いことがわかります。
血流低下による歯周病悪化
喫煙が与える影響は、血流の低下によって、歯周病になりやすくなったり、歯周病が悪化したりします。
口臭
タバコの成分や口腔内の乾燥で、歯周病やたばこの臭いが原因の口臭が発生したりします。
口腔内乾燥
お口の中が乾燥すると舌も乾燥するので味覚がわかりにくくなります。
抜歯による影響
歯周病が進んだり、歯茎がやせたりしていくと歯が抜けてしまいます。
歯は食べる土台
しっかり噛むことができる歯があるのとないのとでは大違いになります!!
しっかり噛むことができなくなると、りんごのまるかじりができなくなったり、やわらかい物しか食べられなくなったりします。
食べられるものが限られると栄養が偏って食べる楽しみが減ってしまって残念なことが多くなってしまいます。
また食べられるものが限られると、筋力が低下して筋肉量が減少して、運動量が現象して悪循環になり、負のサイクルになってしまいます。
いつまでも美味しいものを食べ続けるために歯を大切にするためにも禁煙しましょう。
食べられるものが限られると・・・
この記事は、2023年7月21日に開催された市民公開講座の内容を改変した記事です。
テーマ:喫煙とお口の話
講師:府中病院 言語聴覚療法室 言語聴覚士
場所:府中病院 東館1階 健康教室
府中病院では、「市民公開講座」を毎月開催しています。様々なテーマで開催していますので、ぜひ、ご参加ください。ご希望の方には健康チェック(血糖測定・血圧測定)を行っています!