不安が解消される研修生活

今回の研修医の声を担当させていただきます。僕が学生のときに抱いていた不安を中心に約1年間府中病院で研修して思ったことや感じたことを書いて行きたいと思います。みなさんの研修先選びの一助になれば幸いです。

1.指導体制はどうなのか、初期研修が終わって違う病院で働く際にも府中病院での経験は強みになるのか

この不安に関してはまだ研修医1年目であり、違う病院で働いた経験もないのではっきりと断言することはできません。しかし、まず、府中病院ではACLS(二次救命対応)講習、CV講習等研修医のための厳しい試験がたくさんあります。厳しいながらもその分練習や勉強しそのまま実践に活かせるまでのレベルに達することができます。研修病院にもよるかとは思いますが1日でACLS講習が終わる病院、正しい手順を教わらずに手技をさせる病院も耳にしたことがあります。手技に関しても病棟や回っている科で手技があれば主に指導していただいている先生ではなくても声をかけていただけ数を多くこなすことができます。学術的な面でも府中病院ではスライド発表する場面が数多くあり、スライドの基本的な作り方から教わることができます。自分の経験した疾患、症例に関して文献を調べて自分なりに考察した内容をきちんと添削を受け、指導を受けることができます。そういった研修医指導が充実しており、手技的にも学術的にも府中病院での経験は強みになると感じています。

2.研修医の数が多い、症例の取り合いにはならない?

府中病院は1年目、2人目合わせて20人以上と研修医が多い方の病院であると思います。学生時代に聞いたことのあるデメリットとしては症例の取り合いになるから研修医が少ない病院のほうがよいと聞いた事がありました。しかし、府中病院では学会発表の症例などは数多くあり僕が働いた1年間で問題になったことはありません。そして、どの科を回るときもほとんど同期が一緒に回るのでその科特有の悩みや問題を共有し気軽に話し合うことができます。同じ科を回った研修医同士で教えたり教わったりできます。様々なキャラクターの人たちとも出会えるので府中病院の研修医の人数はメリットの方が圧倒的に多いと感じています。デメリットを挙げるとすれば期間で決まった人数しか回れない科もありローテーションを自分勝手には決められないことだと思います。しかし、府中病院ではローテーションを決める際も同期と話し合って決めるので自分の譲れない希望を伝え決めていくことができます。

最後に府中病院では研修センターの方々をはじめ看護師さんや指導医先生方等、研修医を大事に考えてくださる人の多さを日々感じております。ここでは伝えきれないことがたくさんあるのでぜひ一度見学にお越しください。