はじめまして。研修医１年目です。

府中病院で研修を始めて早くも最初の夏が終わろうとしています。

まだまだ分からないことも多いですが、指導医の先生方、２年目の先輩、同期に助けられて充実した毎日を送っています。

４月から整形外科、外科を回り、現在は消化器内科２か月目です。外科と内科の両方を経験した上で僕が感じたことを皆さんにお伝えできればと思います。

外科を回って良かったことに、症例数が多く研修医一年目の時から様々な手技を経験させてもらえることがあります。まずは、基本となる手術前の準備や縫合から教えていただき、慣れてきたら腹腔鏡のカメラ持ちや鏡視下での鉗子操作をさせてもらえます。最初は手技がうまくできずに落ち込むことがありましたが、毎日熱心に指導いただく中で少しずつできることが増えていく感覚はとても楽しかったです。

内科を回る際は、採血データを見た上での輸液の組み立てや抗菌薬の調整など病棟業務ができるか不安でした。しかし、慣れない内は上級医の先生方が毎日忙しい中で時間を作ってアセスメントを聞いてくださるので、自分の考えを相談することで正しい思考回路を養うことができます。

内科と外科に共通していることは、いきなり全てやらされるのでは無く、適宜フィードバックをしつつ毎日の疑問をしっかりと解消する環境が整っているということです。また、気管挿管実習やCV講習会など侵襲度の高い手技については講習会もあり、患者さんに実際に行う前に知識の整理、手技の練習を繰り返し行うことができます。