新着情報

薬剤部のご紹介

薬あるところに薬剤師あり~信頼される薬剤師を目指して~

薬+αでパートナーをサポートします!!

薬剤師は薬物療法を安全かつ効果的に実施するうえで重要な役割を担っています。また臨床現場において、薬剤が用いられるあらゆる場面で薬剤師が必要とされチーム医療の中で薬の専門家としての役割が求められています。
当院薬剤部では「臨床現場に根付き、貢献する」薬剤師を目指して、病棟常駐化を行い、一病棟を複数の薬剤師による担当制にて対応しています。
チーム医療の一員として感染制御、栄養管理、緩和など様々な委員会で薬剤師が活躍しています。
業務について
「調剤室・無菌製剤室」
調剤(内服薬・外用薬)

処方監査、計数調剤、計量調剤、疑義照会を行っています。

処方箋枚数(入院) 7,414枚/月
処方箋枚数(外来)  514枚/月
院外処方箋発行率    93.5%

2023年4月~2024年3月 実績

調剤(注射薬)
処方監査、注射剤の取り揃え業務を行っています。

注射処方箋枚数    20,082枚/月

2023年4月~2024年3月 実績

注射薬混注業務

クリーンベンチを用いて混注業務を行っています。

高カロリー輸液混注   169件/月

2023年4月~2024年3月 実績

受発注業務・在庫管理

薬剤発注業務や薬剤取り揃え業務を行っています。

定期発注:週2回在庫数を確認し発注
臨時発注:毎日
注射棚卸と期限切れチェック:毎月月末

内服棚卸:3月と9月の年2回

「医薬品情報室」
医薬品情報業務
医薬品情報室は薬剤部の情報の中心となるよう、日々新しい薬剤情報の収集に取り組んでいます。
PMDAやMR訪問で得た重大な情報は院内メールや院内情報誌を活用し、スタッフへ発信しています。
また新人のうちから病棟活動を行っていますので、病棟で受けた複雑な質問には共に検討するような体制を取っています。

疑義照会や院内の質疑応答について月1回、事例検討を行い、薬剤部全員へフィードバックし、全体のボトムアップを行っています。

医薬品情報システム

効率的な薬剤部業務を行うために、Microsoft Accessを用いて、「医薬品情報総合データベース」、「ケモまもるくん」、「後発医薬品変更履歴データベース」、「化学療法レジメン管理システム」、「棚卸システム」など、独自でシステムを開発しています。

「病棟業務」
全病棟に薬剤師が常駐しています。
各病棟に薬剤師専用のデスクと電子カルテ端末があり、薬剤管理指導、持参薬鑑別、DI業務を病棟で行うことができます。
その他にも、配薬や末梢注射剤の混注など多くの業務を病棟で行っています。
さらに、1病棟に1台薬剤師用のPHSが配付されており、いつでも連絡を取り合うことが可能です。
病棟担当    2~3名/病棟(交代制)
薬剤管理指導       1,174件/月
末梢輸液混注       2,095件/月

2023年4月~2024年3月 実績

病棟ストック薬

看護師と薬剤師で必要な薬剤について相談し、病棟ごとに最小限の薬剤を配置しています。 使用後は薬剤部で新しいBOXと交換します。

「チーム医療」

栄養サポートチーム ・ 感染制御チーム ・ 緩和ケアチーム

それぞれのチームに薬剤師が所属し、医師や看護師、理学療法士やその他の職員と共に週1回病棟ラウンドを行っています。
それぞれが専門性を活かして治療のサポートを行います。
薬剤師は薬剤の適正使用を促すため他のスタッフへの薬剤情報提供を行っています。

また薬剤の副作用モニタリングや処方提案設計のサポートも担っています。

救急セカンドBOX
病棟に配置している救急カートとは別に、救急セカンドBOXを作成しています。救急セカンドBOXは、救急カート内の薬剤を使用後に必要となる薬剤を一式揃えた、当院独自の薬剤セットです。

​緊急コール時には必ず薬剤師がこのBOXを持って現場へ向かい、医療チームの一員として救急対応に参加します。

「外来化学療法室」
外来化学療法室には、薬剤師1名が常駐しており、すべての患者さんに化学療法の投与スケジュールや副作用などの説明を行っています。
また、副作用を毎月集計し、院内情報誌で医師へフィードバックしています。

医師、看護師とともに、薬剤師も専門性を活かし、患者さんが安心して治療を受けていただけるように日々邁進しています。

「手術室」

手術室では麻薬や毒薬、向精神薬など特に危険な薬剤を使用しています。薬剤の在庫管理はもちろん、手術室内にて医師や看護師からの問い合わせに対応しています。手術室担当薬剤師は麻酔科医と共に術前診察や術後回診を行い、病棟薬剤師へタイムリーに申し送りを行っています。手術前→手術中→手術後と途切れない薬剤管理をモットーにしています。

実務実習

薬学部の臨床実習を受け入れ、未来の薬剤師を育てるお手伝いをしています。細かいカリキュラムを作成し、なるべく多くの職種と関われるように参加型の実習を実施しています。

実習カリキュラムの中には、下記実習内容も組み込んでいます。

  • 外来化学療法室業務
  • チーム医療への参加
  • 手術室での薬剤師業務や術後回診
  • 糖尿病教室、心不全教室への参加
  • 薬薬連携研修会への参加
薬剤部内勉強会・学会発表
新人薬剤師は自身の成長のため年2回、薬剤部内で勉強会を実施しています。

また新薬や新規採用薬については、製薬会社に説明会を依頼しています。

学会にも積極的に参加し、他施設と情報交換しています。

薬剤部内委員会活動

薬剤部内で美化委員や広報委員などさまざまな委員に分かれて、よりよい職場にするため活動を行っています。

薬薬連携の取り組み

薬薬連携の取り組みについて

和泉市薬剤師会と府中病院が協力し、薬剤師の質の向上と交流を目的とした活動を行っています。 保険薬局・病院の垣根を取り外し、またご家庭にいらっしゃる薬剤師の方々も広く参加できる研修会を目指しています。

薬薬連携研修会開催のご案内
疑義照会について

府中病院の疑義照会は原則FAXのみでの対応とさせていただいております。ご不便をおかけすることもあると存じますが、ご理解ご協力よろしくお願いいたします。

服薬情報提供書(トレーシングレポート)について

府中病院では、保険薬局からの服薬情報提供をFAXで受けております。保険薬局において、「処方医師への情報提供が望ましい」と判断された内容につきまして、服薬情報提供書(トレーシングレポート)を府中病院薬剤部宛てにFAXで送信してください。処方医師へ連絡し患者情報を共有いたします。

「院外処方せんにおける疑義照会簡素化プロトコル」 の運用について
薬剤師による疑義照会は医薬品の適正使用上、薬剤師法に基づく極めて重要な業務です。しかし、調剤上の単純な変更の疑義照会が多く、医師への確認に多くの時間を費やし、患者さん、薬局薬剤師、処方医師のご負担をかけている場合もあるかと存じます。
府中病院では、平成22年4月30日付 厚生労働省医政局長通知「医療スタッフの協働・連携によるチーム医療の推進について」を踏まえ、プロトコルに基づく薬物治療管理の一環として、調剤上の典型的な変更に伴う疑義照会を減らし、患者さんへの薬学的ケアの充実および処方医師の負担軽減をはかる目的で「院外処方せんにおける疑義照会簡素化プロトコル」を運用しております。

本プロトコルを適正に運用するため、開始にあたっては、プロトコルの趣旨や各項目の詳細について当院担当者からの説明をお聞きいただいたうえで、合意書を交わすことを必須条件としております。本取組みへの参画をご希望される応需薬局は、まず、当院薬剤部までご連絡ください。

疑義照会プロトコルの項目
  1. 剤形の変更
  2. 別規格製剤がある場合の処方規格の変更
  3. 無料で行う半割、粉砕
  4. 一包化
  5. 湿布薬や軟膏での取り決め範囲内の規格変更

マニュアル・手順書

がん化学療法レジメン(医療者用)

薬事委員会の結果

認定専門資格一覧

全4名(薬剤師4名)   2024年12月現在

発行団体名資格名取得人数
日本病院薬剤師会日病薬病院薬学認定薬剤師22名
感染制御専門薬剤師1名
がん薬物療法認定薬剤師2名
認定実務実習指導薬剤師5名
日本医療薬学会医療薬学指導薬剤師2名
医療薬学専門薬剤師3名
がん指導薬剤師2名
がん専門薬剤師2名
日本化学療法学会抗菌化学療法認定薬剤師1名
日本糖尿病療養指導士認定機構日本糖尿病療養指導士2名
日本臨床腫瘍薬学会外来がん治療認定薬剤師2名
日本ACLS協会ACLS2名
BLS2名
日本救急医学会ICLS4名
日本病院会医療安全管理者養成講習会修了2名
日本医療機能評価機構JQ医療安全管理者養成研修修了2名
独立行政法人国立がん研究センター主催相談支援センター相談員基礎研修会修了1名
日本医療情報学会医療情報技師1名
日本緩和医療薬学会緩和医療暫定指導薬剤師1名
緩和薬物療法認定薬剤師1名
日本腎臓病薬物療法学会腎臓病薬物療法認定薬剤師1名
日本腎臓病協会腎臓病療養指導士1名
日本循環器学会心不全療養指導士3名
日本生薬学会漢方薬・生薬認定薬剤師1名
日本栄養治療学会NST専門療法士2名
日本臨床救急医学会救急認定薬剤師1名
日本麻酔科学会周術期管理チーム薬剤師2名
博士(薬学)2名
修士(薬学)2名

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診療実績

学術業績

治験事務局

患者さんへ
治験とは
第Ⅰ相試験

健康なボランティアに協力していただき安全性と薬物動態を明らかにすることを目的とした試験です。

第Ⅱ相試験

少数のボランティア患者さんに協力していただき投与量・投与方法・副作用などの安全性及び効果などについて確認することを目的とした試験です。

第Ⅲ相試験

多数のボランティア患者さんに協力していただき有効性・安全性・有用性を実証することを目的とした試験です。

厚生労働省で承認

厚生労働省で承認された治験薬は、医薬品として広く医療機関で処方されます。

市販後臨床試験

承認された医薬品の適切な使用方法や安全性などを引き続き確認することを目的としています。この情報は収集されより良い医薬品となるために活用されます。

治験はどこの病院でも行われているの?

治験を実施するための法律(GCP)で定められたスタッフが整っていなければなりません。当院では法律を遵守し、独自の治験審査委員会のなかで治験内容が適切かを十分審議いたします。また、豊富な臨床経験を持つ医師のもと患者さんの安全に十分配慮し治験の実施を行っております。

治験に参加するにはどうすればいいの?

治験を担当する医師が患者さんに説明文書をお渡しして、治験の目的・内容・予想される効果や副作用などについて詳しく説明いたします。

患者さんはその内容を十分理解し、治験に参加するかどうかは患者さんの自由な意思でお決めください。参加を迷われた場合には、お渡しした説明文書を持ち帰っていただき、ご家族やご友人に相談していただいて結構です。すぐに参加を断っても参加に同意された後に断っても、今後の治療が疎かになったり不利益になるようなことはありません。ご安心ください。
但し、治験には参加条件があります。その理由は参加を希望される方の健康状態に配慮しているためです。参加条件は治験によってさまざまで、年齢や病気の状態などに細かい制限がつく場合もあります。そのため診察や検査の結果、担当医師の判断により参加できないことがあります。
治験の結果〈検査データーなど〉は、医薬品として承認を得るために使われますが、治験に参加された患者さんのプライバシーは厳重に守られます。

不安になる点、気になることなどがありましたら、どんな小さなことでも担当医師、治験スタッフにご相談ください。

治験依頼者の方へ
Ⅰ.治験審査委員会
Ⅱ.治験実施に係わる手順
Ⅲ.社会医療法人生長会府中病院治験取扱い規則 (PDFファイル
Ⅳ.社会医療法人生長会府中病院治験に係わる書式集
(H19.12.21 医政研発第1221002号に基づく書式を使用してください。)
Ⅴ.契約について
Ⅵ.治験薬搬入について
※業務手順書はPDFファイル(Adobe Acrobat文書)、様式集はdocファイル(Word文書)となっております。

表示には、それぞれ対応するアプリケーションが必要になる場合があります。

治験審査委員会
当院におきましては治験審査委員会は外部に委託しております。
メンバー、開催日などの詳しいことは「府中病院治験事務局-薬剤部-」にご相談ください。
治験実施に係わる手順
新規申請手続き
  • 新規申請に先立ちプロトコール概要を治験事務局に提出し事前説明を行ってください。
  • 治験・市販後臨床試験を申し込まれる場合は、必要書類を作成のうえ、申請手続きをお願いいたします。
  • 予定症例数や試験期間は、申込書を提出される前に十分に責任医師と調整のうえご提出ください。
  • 申し込み試験期間内に必ず着手または完了できる症例数で申請してください。
  • 治験及び市販後臨床試験の責任医師は副部長以上、分担医師は常勤医師(臨床経験3年以上)が登録できます。
契約について
  • 契約書の様式はこちらを参照してください
  • IRBで承認後、翌週末までに契約いたします。詳しい日付は治験事務局にお問い合わせください。
  • 治験に係る経費の詳細は治験事務局にお問い合わせください。
治験薬搬入について
  • 治験薬の搬入は、必ず契約締結後にお願いいたします。
  • 治験薬受領書、治験薬管理表などは依頼者形式でお願いいたします。
  • 治験薬管理者は薬剤部責任者、保管場所は薬剤部内、調剤者の限定はありません。
  • 併用禁止薬リストは当院採用医薬品集より作成し、治験薬搬入までに薬剤部に提出してください。