心技体の成長を実感します

府中病院での生活が9ヶ月ほど経ちました。どの科でも指導医の先生やコメディカルスタッフ、研修医の先輩、仲良し同期たちのおかげで素晴らしい指導を受けています。

タイトルには心技体と書きましたが、研修医が当院でどう成長しているかお伝えできればと思います。

まず「技」ですが、府中病院では1年目の研修医も色々な経験ができます。侵襲的な手技も、患者さんの安全を指導医の先生やコメディカルスタッフの方々に見守っていただきながら、体に染み込ませていきます。練習やイメトレが実践に繋がったときは、達成感と喜びがあります。

「体」は個人差もあるかもしれませんが、入職時は日々の業務や当直についていけるか正直心配でした。ですがこの9ヶ月間、特に大きく体調を崩すことなく元気に働いています。同期も元気が有り余っています。労働環境が適切に守られているのももちろんありますが、広い院内を動き回ることで知らず知らずのうちに鍛えられているのかもしれません。笑

そして「心」ですが、ここでの研修の醍醐味だと思います。個々のまっすぐな部分を府中病院は育ててくれます。不要なストレスがなく、爽やかな挨拶が飛び交い、心優しい先生やスタッフに囲まれて日々楽しく研修しています。未熟さに落ち込むときや、女医としての将来に悩むときも、同期や先輩方に救われてきました。患者さんとのコミュニケーションで逆にこちらが元気付けられることもあります。こうして頂いてきた気持ちを、次の患者さんの治療に活かしたい、次に入ってくる研修医に伝えていきたいと感じます。

私の研修生活の目標の一つは、当院に見学に来てくれた学生の皆さんがここで働きたい!と思えるような姿であることです。

上級医の先生に比べると、できることはとても少ないですが、笑顔で退院する患者さんを見送る嬉しさは同じです。

ぜひ、府中病院の研修医に会いにきてください。