私たちは患者さんの痛みと辛さを理解し、寄り添い、全力で支えます!!

整形外科病棟では、骨折や手術の痛みを抱えながら入院生活を送られる方が多くいらっしゃいます。元の生活の場に戻っていくためには、リハビリを行うことが重要となります。患者さんが少しでもリハビリに取り組みやすくなるように、当病棟では、医師・看護師・薬剤師・リハビリスタッフと協力して、疼痛緩和や動き方の工夫について考え、支援を行っています。特に心がけていることは、一日一日の積み重ねが患者さんの未来に繋がると信じて、痛みや筋力低下で動作に時間を要する場合でも、排泄・洗面・食事をする際には、少しでもベッドから離れて行えるように、患者さんのペースに合わせて離床の介助を行うことです。時には、毎日同じことの繰り返しで、リハビリが辛く感じることもあるかもしれません。ご自身では気づきにくい変化やリハビリの効果を当病棟の看護師やリハビリスタッフはしっかりと観察しています。そして、患者さんが成果を感じられるように声かけをしています。毎日少しずつご自身で出来ることが増えてくると、患者さんから自然と笑顔が溢れていきます。患者さんの笑顔と元気に退院されるお姿が、私たち看護師の心の励みとなっています。これからもチーム一丸となって、患者さんの痛みに全力で寄り添っていきます。

退院後の暮らしも支えます〜入院中から皆で一緒に考えていきましょう〜

当病棟では、入院時に患者さんの基礎情報をお聞きする際に、プライベートな事とは思いますが、家の構造や家族構成、介護においての家族のサポート体制、介護者の仕事の状況や疲労の具合など、かなり細かくお聞きすることがあります。それは、在宅医療が進められる中で、様々な不安や困難を抱えながら生活されている方がたくさんいることを知っているからです。入院時に「一人暮らしなので心配だったけれど、どこに相談すべきかわからなくて悩んでいたんです。」「できるだけお家で生活させてあげたいと思っていたけれど、年々介護が難しくなってきていました。」などお話いただくこともあります。不安を全て解決できるわけではありませんが、1つでも2つでも不安を減らし、患者様だけでなくご家族も活き活きと生活していただきたい、そして病気やケガの再発を少しでも予防していきたいと考えています。必要時には、医療福祉相談員や医師・リハビリと情報共有し、サポートいたします。

入院している患者さんご本人は勿論ご家族を含めた皆さんが元気になっていくと、私たち病棟スタッフも元気になれます。その元気をみなさんと分かち合う、そうやって一緒に健康を目指す、よきパートナーになりたいと思います。患者さん、ご家族と私たち府中病院職員は病気の治療、健康づくりに向けたチームメイトです。みなさん、私たちと“一緒に”元気になりましょう!!