新着情報

整形外科のご紹介

常勤医師5名で、大阪市立大学整形外科および関連施設のご協力のもと和泉市・泉大津市を含む泉州地域において24時間救急車に対応できる整形外科として体制を整えております。

2017年4月より大阪市立大学整形外科医局の臨床研修関連施設となり、整形外科スタッフが一新されました。患者さんに喜んでいただける手術を行うことを目指しています。そのためには整形外科だけではなく、診療科を越えての地域の先生方との連携はとても重要だと思っています。

近年医療全般において様々な技術革新があります。新しい治療薬。技術や治療および診断に対する考え方。

特に整形外科分野においては骨折に使用する手術機器も毎年新しいものが発売されていきます。我々は新しい技術を可能な限り取り入れながら、患者さんに適した治療方法を患者さんと一緒に模索、提案、決定していくことが重要だと考えています。

整形外科の特色

一般整形外科および外傷外科、膝や股関節、脊椎の変形疾患に対応するとともに、骨軟部腫瘍という稀な疾患にも対応しています。また、2019年4月より脊椎外科専門医が加わり対応可能な疾患が増えていくものと思っています。

高齢化社会となり、患者さんは様々な合併症を持っています。他の診療科との連携を強め診療に当たります。患者さんにできるだけ質の高い生活を提供できるように我々は最善を尽くします。

診療内容

整形外科は骨、関節、筋肉、腱、靭帯、神経などを扱う診療科です。

具体的には以下のような骨関節の外傷、首・腰など背骨(脊椎)の疾患、膝・肩など関節の疾患、およびそれらから発生する腫瘍や炎症病変を対象としています。また近年増加する骨粗鬆症の治療に対しましては適切な診断と薬の選択を行い地域連携、かかりつけ医の紹介へと繋げています。

骨関節筋肉の外傷

外傷はご存知のように交通事故や転倒転落、運動などにより無理な力が体の一部にかかることにより発生します。骨折や脱臼、靭帯/筋肉などの損傷などをいいます。最近高齢者の骨粗鬆症に伴う手関節周囲、胸椎や腰椎(背骨)、股関節周囲の骨折の頻度が高く、寝たきりの原因ともなっています。早期に手術などの治療を行うことによって寝たきりになることを防ぐことが可能です。当院では高齢者以外の人においても、可能な限り速やかな社会復帰を目指す積極的な治療を心掛けています。

脱臼は関節がはずれることを意味し、早期に元の状態にもどす(整復する)必要があります。いわゆる捻挫すなわち靭帯損傷はスポーツ外傷に多く、足首や膝の靭帯によくみられます。骨折に比べ軽く思われがちですが、不十分な治療では何度も同じ怪我の原因になったり、数年の経過で関節の老化が早まったりすることがあるので的確な治療が必要です。膝の外傷では低侵襲の関節鏡(内視鏡)による治療を積極的にとりいれています。

関節疾患

骨や関節、筋肉が衰えて「立つ」「歩く」といった動作が困難になるロコモティブシンドローム(運動器症候群)が問題となっています。中でも日常生活動作に直結する膝や股関節痛を主訴に受診される患者さんは毎年増加傾向にあり、一般的な原因は変形性関節症です。変形性関節症は関節内の軟骨がすり減り骨が変形してくると疼痛や可動域の制限を生じるようになります。消炎鎮痛薬やリハビリなどの保存治療で改善がない場合は人工関節置換術を行うことがあります。膝や股関節の人工関節置換術に関しては日本人工関節認定医が診断や手術適応、治療に関してご相談させていただきます。

関節リウマチ、リウマチ類似疾患   #disable

当院にはリウマチ・膠原病科があり、薬物療法に関しましては基本内科でお願いしている状態です。ただし病態や病期においては手術が必要となることがあります。特に歩行障害を来すような変形病態については除痛と機能改善を目的とした手術を行っています。

腫瘍および腫瘍類似疾患

整形外科領域で扱う腫瘍は首以下の四肢体幹に発生する臓器発生では無い腫瘍性病変です。但し皮膚、乳腺組織、外陰部は除きます。つまり骨腫瘍軟部組織腫瘍です。どちらも悪性腫瘍は全腫瘍の約1%程度と希ですが、大きくても良性のものと、小さくても悪性のものがあります。

前者骨の代表疾患は良性では骨の外に突き出る外骨腫、骨の中にできる骨嚢腫や内軟骨腫や骨巨細胞腫などが頻度的に高いようです。悪性腫瘍では骨肉腫や軟骨肉腫などがあります。軟部発生の後者は皮下組織、血管、神経、筋肉などの柔らかい組織から発生する腫瘍(できもの)です。良性では類表皮嚢腫(アテローム)や脂肪腫、神経鞘腫、血管腫、腱鞘巨細胞腫など。悪性は脂肪肉腫、平滑筋肉腫、滑膜肉腫などがあります。腫瘍性病変には問診から始まる診察が大切です。ついでレントゲンや超音波検査、CT、MRIなどの画像診断へと進みます。その次に症例によって必要となるのは病理診断です。これは組織を採取する侵襲的(体に専用の針を用いて採取や、メスで少しだけ切って腫瘍組織を採取する手術)検査が必要になる場合があります。良性腫瘍でも切除が必要な場合と経過を診ているだけで良い病態があります。悪性の骨腫瘍や軟部腫瘍の種類や病態によっては、抗がん剤治療が必要となることもあります。

<骨悪性腫瘍
悪性骨腫瘍

悪性骨腫瘍とは骨にできる“がん”のことであり、骨そのものから発生する原発性悪性骨腫瘍と他の“がん”が転移してくる転移性骨腫瘍に大別されます。播種、転移のリスクのある腫瘍です。状態に応じて手術、化学療法や放射線治療を要します。

骨肉腫、ユーイング肉腫、軟骨肉腫、脊索腫、転移性骨腫瘍など。

<軟部悪性腫瘍

播種や転移のリスクの高い腫瘍です。そのため初期治療が不適切な場合には、患者さんの命に重大な影響を与えることになり、専門的治療を要する疾患です。ここに含まれる腫瘍には様々な発育様式と悪性度の腫瘍が含まれているため、その性格に応じた切除範囲や化学療法設定などきめ細かな対応が必要です。手術は安全な切除縁の原則に従って行います。

脂肪肉腫、未分化多形肉腫、滑膜肉腫、平滑筋肉腫、横紋筋肉腫、胞巣状軟部肉腫、類上皮肉腫など。

脊椎疾患

脊椎疾患は主に首(頚椎)と腰(腰椎)に多く見られます。

頚椎が悪くなると腕や手のしびれ・痛みが発生し、病状が進行すると箸が持ちにくい、歩きにくいなどの症状が現れます。こうなると手術が必要です。

腰痛はきわめてポピュラーな疾患です。腰痛だけの場合は安静や薬といった治療のみでかなりの方に症状の改善が見られます。しかしお尻や足にひびくような痛み・しびれや、少し歩くと足の裏がしびれ、腰から下がだるくなって座り込んでしまう、といったような症状があると、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など下肢を支配する神経が圧迫されている病気の可能性が高くなります。この場合には硬膜外注射という治療により、症状をやわらげることがあります。保存治療で改善が診られない場合、ヘルニアなど神経圧迫原因を取り除く手術が必要となることもあります。手術せざるを得ない腰椎椎間板ヘルニアの症例の中には、2017年7月末に発売された保険治療注射剤ヘルニコアⓇ椎間板注(科研製薬)という治療も導入しています。正確な診断を下し適切な手術を行えば症状の改善が見込めます。

以上のような症状でお困りの方は近隣のかかりつけ医にご相談のうえ、紹介状を持って受診していただきますようお願いいたします。

外来担当医表はこちら

当科の外来担当医表はこちらからご覧いただけます。

外来担当医表

スタッフ紹介

家口 尚
家口 尚
副院長 / 地域連携部 部長
笹岡 隆一
笹岡 隆一
整形外科/部長
南 義人
南 義人
整形外科/医長
谷 亮佑
谷 亮佑
整形外科/副医長
馬野 雅之
馬野 雅之
整形外科/副医長
山田 賢太郎
山田 賢太郎
整形外科/医長
渡辺 享永
渡辺 享永
整形外科/医長
調子 智一
調子 智一
整形外科/医員
伴 祥高
伴 祥高
整形外科/医長

診療実績

学術業績

施設認定

  • 日本整形外科学会専門医研修施設
  • 日本脊椎脊髄病学会 椎間板酵素注入療法実施可能施設

日本整形外科学会症例レジストリー(JOANR)への参加について