2022年1月から土曜日の婦人科外来を休診とさせていただきます。
大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承の程、よろしくお願い申し上げます。

新着情報

婦人科のご紹介

すべての女性のために最適で可能な限り低侵襲な治療を提供します

がんを含む婦人科疾患について

婦人科手術では良性・悪性ともに低侵襲手術(ロボット支援下・腹腔鏡下手術)を積極的に取り入れ、短期間の入院および美容面への配慮を心がけております。
  
婦人科悪性疾患に対しては手術療法・放射線療法・がん薬物療法を組み合わせた集学的治療を行っております。

ウィメンズヘルスケアについて

女性が月経・妊娠・出産・閉経に代表される生涯を通じた体の変化と上手に向き合っていけるようにサポートする治療に力を入れています。女性ホルモン療法、漢方療法などを組み合わせて治療を行います。

手術実績

婦人科総手術件数

婦人科悪性腫瘍手術件数

早期の退院・社会復帰を目指す、低侵襲手術

当科では、体への負担が少ない低侵襲手術(ロボット支援下手術、腹腔鏡下手術、子宮鏡下手術)を積極的に行っています。(産科婦人科内視鏡学会 内視鏡技術認定医が2名在籍)
  
低侵襲手術とは、皮膚の傷を小さくしたり、手術時間や出血量を減らすなど、患者さんの体への負担が極力少ない手術のことです。当科では低侵襲手術として、ロボット支援下手術、腹腔鏡下手術、子宮鏡下手術などを行っています。

ロボット支援下手術

ロボット支援手術は2018年4月から婦人科疾患に対して保険診療となり、当院でも積極的に実施しております。対象疾患は、①良性疾患に対する子宮全摘術 ②早期子宮体がんに対する子宮悪性腫瘍手術 ③仙骨腟固定術となります。
  
ロボット支援手術は、手ぶれ補正機能付きで3Dによる立体視ができ、また自由度の高い鉗子操作が可能であり、より繊細な手術が可能となります。
  
当科では、Intuitive surgical社規定のトレーニングを受けたロボット手術認定医の資格を有する内視鏡技術認定医、婦人科腫瘍専門医が主となって手術を実施しています。
  
(症例によってロボット支援手術の対象とならない場合がありますので担当医にご相談ください。)

腹腔鏡下手術

腹腔鏡下手術を積極的に導入しています。腹腔鏡の太さを5mmのものを使用しています。それにより、お腹の傷の縮小(5~10mmの傷が3、4カ所)、術後の痛みの軽減や入院期間の短縮を図っています。
※腹腔鏡手術・ロボット支援手術では症例・術式により、1cmの補助ポートを追加することがあります。
   
下図で示した巨大子宮筋腫は、全て低侵襲手術を行った症例です。当院ではロボット支援下もしくは腹腔鏡手術を行うにあたり、子宮のサイズに制限はなく、可能と判断すれば低侵襲手術を行っています。
  
ロボット支援下もしくは腹腔鏡下子宮全摘で最も重要となるのは「子宮頸部周辺の術野展開の可否」であり、子宮体部~底部の大きさはあまり影響しません。
  
ロボット支援下手術では鉗子の関節機能や手ブレがないこと、高性能3D立体視など、腹腔鏡下手術と比較し多くの利点がありますが、そのことでより出血が少なく、繊細な手術が可能となりました。
骨盤臓器脱(子宮脱、膀胱瘤、直腸瘤など)は腟から腟壁とともに骨盤内臓器が脱出する疾患です。経膣分娩回数や加齢、立ち仕事や力仕事、高度な肥満などがリスクとなり、50歳以後の3~4割程度の女性が異物感や排尿困難感などの何らかの症状を有するといわれています。
  
当科では、ロボット支援下または腹腔鏡下にメッシュを用いて子宮を腰椎や仙骨に吊り上げる仙骨腟固定術(RSC)もしくは腹腔鏡下仙骨腟固定術(LSC)を数多く行っています。従来の腟式子宮全摘術及び腟壁形成術などは利点もありますが、一般的に20%~30%ほど再発する方がいると報告されています。
  
一方、メッシュを用いた手術は再発が少なく、10%以下といわれています。症状や程度・年齢を考慮しRSCやLSCに保存療法としての腟内リングや従来法の手術を組み合わせ、患者さんに最適な治療を選択します。
  
骨盤底での操作や縫合結紮の手技を多用する仙骨膣固定術は、関節機能を有し手ブレがないda Vinci手術がより効果を発揮する一方で、修練によって腹腔鏡手術でも同様のクオリティーを保っています。
ロボット支援下手術、腹腔鏡下手術の適応疾患
  • 子宮筋腫や子宮腺筋症(筋腫核出術や腹腔鏡下腟式子宮摘出術)
  • 卵巣嚢腫などの良性腫瘍(付属器摘出術や卵巣部分摘出術)
  • 子宮内膜症(癒着剥離術)
  • 不妊症(多嚢胞性卵巣症候群や卵管に起因した不妊症の診断と治療)
  • 骨盤臓器脱
  • 早期子宮体がん

子宮鏡下手術

子宮を温存できるうえに、短期の入院で済む
子宮鏡下手術は、内視鏡を子宮口から挿入して、子宮腔内の筋腫や内膜ポリープを可視下に切除する術式です。内膜ポリープは、不正出血や不妊症の原因となります。従来は内膜を全面に掻き出す方法がとられていましたが、正常な部分までを傷つける恐れがありました。子宮鏡下手術では、内視鏡で確認しながらポリープを切除するので、最低限の侵襲で済みます。
  
子宮筋腫の内で子宮腔内に突出するタイプである粘膜下筋腫が手術の適応となります。粘膜下筋腫はサイズが比較的小さいのですが、過多月経や不正出血による重症貧血、不妊症の原因となることが多いのが特徴です。そのため、早期に治療をしなければならないケースが多くなります。
  
子宮鏡下手術は、子宮を温存できるうえに、短期の入院で済むため、手術を受ける決断をしやすい術式です。内膜ポリープや粘膜下筋腫の早期の治療に最適であると考えられます。

婦人科悪性腫瘍

子宮頸がん

IB期からIIB期に対しては子宮と骨盤リンパ節の摘出(広汎子宮全摘出術)を行います。当科では、広汎子宮全摘出術後の排尿障害を回避するために、可能な限り神経温存広汎子宮全摘出術を行っています。当科で行われた神経温存術式と、これまでの非神経温存術式の広汎子宮全摘出を比較すると、神経温存術式群において、周術期合併症や術後の神経因性膀胱が有意に少ないことが分かっています。
再発腫瘤やがんの広がりによっては、他科と連携して膀胱や直腸などの骨盤内臓器を合併切除する(骨盤除臓術)場合もあります。

子宮体がん

子宮と両側付属器(卵巣・卵管)および骨盤リンパ節の摘出(準広汎子宮全摘出術あるいは広汎子宮全摘出術)を行います。当科ではIA期のほとんどの症例に対して、腹腔鏡下手術またはロボット支援下手術を行っています。

卵巣がん

初回手術時に完全摘出が可能と予想された進行がんに対しては、両側付属器(卵巣・卵管)、子宮、大網の摘出を行います。骨盤および傍大動脈リンパ節の摘出を行う場合もあります。当科では、初回手術時に完全摘出が不可能と予想された進行がんに対しては、がんの種類や広がりを知るために審査腹腔鏡(腹腔鏡検査)を行っています。また、手術中に腹水を回収し、腹水濾過濃縮再静注法も行っています。抗がん剤による治療を行った後に完全摘出を目指した根治術を行います。

外来担当医表はこちら

当科の外来担当医表はこちらからご覧いただけます。

スタッフ紹介

山﨑 則行
山﨑 則行
産婦人科/部長
三橋 玉枝
三橋 玉枝
産婦人科/副部長
木下 弾
木下 弾
産婦人科/副部長
中西 健太郎
中西 健太郎
産婦人科/医長
稲垣 聖子
稲垣 聖子
産婦人科/医長
山﨑 亮
山﨑 亮
産婦人科/医長
小作 大賢
小作 大賢
産婦人科/医長
菰池 哲史
菰池 哲史
産婦人科/医員
脇本 謙
脇本 謙
産婦人科/医員
大井 勝博
大井 勝博
産婦人科/医員
石田 美知
石田 美知
産婦人科/医長
西岡 嘉宏
西岡 嘉宏
婦人科/副部長
萬代 彩人
萬代 彩人
産婦人科/副医長

診療実績

学術業績

施設認定

  • 日本産科婦人科学会専門医制度専攻医指導施設
  • 日本産科婦人科内視鏡学会認定研修施設